10月17日は、音楽デザインコース4年のK君による、「クラブミュージックの展開を用いた音楽づくり」でした。
彼は前期も面白いテーマでワークショップをしてくれていて(確か制限事項をきめて音楽づくりをしてみるとどうなるか!?というものでした)、今回もとても斬新で楽しいワークショップをしてくれました。
前期にリーダーをした時は「どうしようどうしよう」「え~っと」みたいな時間が多かったのですが、今回は流れもスムーズで立派なリーダーぶりを見せてくれました。
音楽づくりはメンバーを入れ替えて、2グループを2回やりました。
生徒達もとても楽しんで、興味深々でやってくれました。
内容は以下です。
授業担当 吉原佐知子 記
テーマ:クラブミュージックの展開を用いた音楽づくり
アイスブレイク
1、bpm120程度で4拍1小節のパターンの手拍子を繰り返し、4小節毎に次の人が重ねていく
2、上と同じだが8の倍数小節目だけ奇数番目に手拍子を叩いている人は手拍子を1小節間だけやめ、次の小節で手拍子を再開する
3、ずらしてもう一度(奇数番目にやっている人がやめることが重要)
4、上記のパターンの休み1小節を、休みではなく「激しい1小節」に変えてもらう(具体的には音の数を増やす)
5、さらにずらしてもう一度行う
YouTube: クラブミュージック、アイスブレイク 邦楽ワークショップ
ワークショップ
1、クラブミュージックの展開について解説する
・クラシック音楽とは全く違うもので、本来はDJが曲と曲を繋ぐ為の展開になっていること
・音を変形させるのではなく、ループされているパートを付け足したり消したりする事で展開すること
・「ビートのみ→ベースとなる音→コードやアルペジオ→ブレイク(殆どのパートが消え、特徴的なリフなどのソロになり、サビのようなメインの役割となるパートへ向かって盛り上がる)→メインのパート→パートを減らして盛り下げていく→ビートのみになって終わる」が基本だが、ブレイクは大抵の場合何度か訪れるうえ、この基本形は組み替えたり、組み合わせの自由度が高い
・大切なのは徐々に盛り上げていくことと徐々に盛り下げていくことだが、ブレイクでは大胆にソロにしたほうが好ましい
2、実際に曲を聴いてみる
・Syntheticsax - Ky Ky (Funky Truckerz Remix)
・Jamiroquai - Cosmic Girl (Tom Belton Remix)(冒頭の展開が早い)
3、グループに分かれてアイスブレイクを思い出しつつクラブミュージックの展開を使った音楽づくりをしてもらう
(リズムを刻むパートがあると楽)
YouTube: クラブミュージック 作品① 邦楽ワークショップ
YouTube: クラブミュージック作品② 邦楽ワークショップ
YouTube: クラブミュージック 作品③ 邦楽ワークショップ
YouTube: クラブミュージック 作品④ 邦楽ワークショップ 洗足学園音楽大学