箏による「さらし」による音楽づくり
実施日2019/4/24
前回は初めての箏による音楽づくりを体験した学生たちでしたが、今週はまた基本的な「さらし」をモチーフにした音楽づくりをして、更に箏に親しんでもらいと共に独自の奏法を使いながら、拍のない音楽も作ってみようという目的で音楽づくりをしてみました。
内容
1.前回の復習で基本奏法の練習、「さらし」の音型練習やさらしを変形して弾いてみる。
2.特殊奏法の復習
3.独自の奏法を発表したり、それを使って対話してみる。
4.さらしのドローンの上で拍ありで重ねたり、拍なしで重ねたりして盛る
5.グループに別れて音楽づくり。(さらしがどこかで鳴っていることと、拍のない部分も必ずいれることを約束とする。)
6.感想を言い合う
YouTube: 箏によるさらしの音楽づくり 2019,4-3
YouTube: 箏によるさらしの音楽づくり 2019,4-2
YouTube: 箏によるさらしの音楽づくり 2019,4-1
授業者感想
1番目のグループは箏専攻の学生が混ざっていたのでとてもきっちりした作品でしたが、筝専攻の学生もすすんで面白い奏法を加えていて画期的だった。まわりの学生も負けずに旋律を重ねていたし、終わり方もまとまっていた。
2番目のグループは全員箏は初心者でしたが、かえって既成概念にとらわれず、独自の奏法も自分の音楽の表現にたくさん取り入れていて、とても感性豊かでよく聴き合っていて良かったと思う。
3番目のグループもほとんど初心者でしたが、2番のグループと同様に、さらしのモチーフの速さを工夫したり、音色を工夫したり、最後に無拍の部分も良く聴き合って素敵な作品ができた。
画像が途中で反転してしまい、失礼いたしました。
先週よりさらに箏を自在に使っている作品ができ、これからますます楽しみになりました。
授業担当 吉原佐知子記
今回は、『さらし』という表現を使って琴で演奏をしてみようという企画です。
ちゃん、ちゃん、ちゃん、ちゃんというパターンを速度を早めたり、遅めたり
強うしたり弱くしたりします。
1番目のグループは、
琴の経験者が、極めて超越した技法を見せる。
他のグループにない始まり方である。
基本のさらしはもちろん、音のスピード感が綺麗。全体的に美しい。
2番目のグループは、
最初少し不気味な効果音から始まり、さらしが始まる。
少し工夫の加わった少し外れたさらしが聞き入ってしまう。
最後は加速して綺麗に終わるところが良かった。
3番目のグループは、
最初はゆっくりと始まり、それに装飾が加わって行っています。
そしてだんだんとスピードが速くなります。
最後にはさらしがなくなり、静かな中でひっそりとサラーっとしてみたりとかコツコツコツ
としてみたりと静かな光景が見られる。
全体を通して物語というか、流れがあって良いなと思った。