「春の海」による音楽づくりはたびたびしていましたが、今回は春の海の音楽づくりに最適な調弦を考案してそれを使って音楽づくりをしました。
調弦
ミ、シ、レ、ミ、ラ、シ、レ、ミ、ファ、ラ、シ、レ、ミ(一と四は同音)
下の一、二、三絃は「春の海」の冒頭のミーシレの音でドローン絃とする。
四絃は主音のミとして、五絃以降は原曲の調弦のままで、旋律づくりなどに使う。
内容
1今回の調弦の説明をして、春の海の冒頭を少し練習してみる。
2、春の海に出て来る、海や波を表現している部分の技やフレーズを練習する。
3、独自の考える海を箏で表現してみる。
4、2人で1面で向き合い、今まで練習したものをの重ねてみる。
5、グループに別れて創作、発表。
感想
やはり今回の調弦で音楽づくりをするとすぐに春の海の音楽づくりができた。
ドローン絃と旋律絃を決めているので役割もはっきりしていて、向かい合って音楽をすることでいつもより相手の音が聴きやすいためだと思う。
箏の調弦が自由自在に替えられるという特性をいかしたワークショップだと思う。
授業担当 吉原佐知子
2018.6,6実施
それぞれの役割を決めることで海の広さと波の荒さなどを、
同時に表現したりできるのがグループで演奏する楽しさの一つなのかなと感じました。
また向かい合って演奏することで相手の呼吸を感じることが出来るのでタイミングをすこしずらしてみたりするなどの駆け引きのようなものをすることができて新鮮でした。
普段楽器を触る機会が滅多にないのでとても良い経験をすることが出来ました。
あらためて動画を見て、とても楽しかったなと思いました!ひとりひとり海の表現が全く違って聞いてて楽しかったです。お琴は全く経験がないのですがそれなのにとても楽しく授業を受けることができました。またお琴で雪などを表現したりもしたいです。私が普段踊りで何かを表現するのと同じようにこのように楽器で表現することに抵抗がありましたがとても楽しかったです。
今回の授業を通して海のイメージはこんなにも人それぞれ違うのだなと思いました。
穏やかな海や大荒れの海など、みんな聞いていて海の情景がよくわかる表現をしていてすごいなと思いました。
グループで演奏することも斬新で楽しかったです!
音楽や楽器、人それぞれの個性に触れる良い機会でした!
映像を見た時に、この音階は正月の時によく流れている
春の海をテーマとしているので、年明けが懐かしくなるような
気分になった。
あの有名な「ちゃん、ちゃちゃちゃちゃちゃちゃちゃん」
をまずは練習して、それを使用せずに波のおしよせとひきを
再現する。
自分自身で日本のお正月を表現して、かつそれをグループでさらに個性を
集めて作品とする事で、お正月により偏ったり、
逆に離れたりしているところが、その辺も波と同じで良いと思った。