6月5日邦楽ワークショップ
題名「巣ごもり地による箏ワークショップ」
対象 大学生五名
使用楽器 箏五面
調弦 平調子
題材 「松竹梅」
内容
1、邦楽曲の古典曲に用いられる地(繰り返しの伴奏パターン)の一種である巣ごもり地(ツルテンツルテン~)の説明と練習をする。
2、学生の一人に巣ごもり地を弾いてもらい(二ス三の繰り返し)、その上で吉原が古典曲「松竹梅」の手事を重ねて弾いて聴かせる。
3、古典奏法の練習(すくい爪、割り爪、かけ爪、流し爪、引き連、後押し、割連、サーラリン、コロリンなど)を練習。
4、習った技を使いながら、巣ごもり地の上でメロディを作って重ねてみる。
5、巣ごもり地の上で対話したり、メロディのほかにも飾りを足してみる。
6、巣ごもり地の速さを色々変えてみて、それに反応して音を重ねてみる。
7、グループで巣ごもり地がどこかでなっているという約束で曲づくり。
8、発表と感想。
感想
今回の作品は巣ごもり地とメロディを一人ずつ交替でまわしてつくりました。良く聞きあってたくさんの技を駆使して古典的でありながら現代の感覚も感じられる作品となりました。
巣ごもり地h、同じく古典の地の一種で良くワークショップで使われる「さらし」より単純なパターンなので、より簡単に音楽づくりができるような感覚でした。
学生も、巣ごもり地があると作りやすかったという感想でした。
三味線でもすぐ弾ける手なので、今後もまた色々な場面で取り入れてみたいと思います
授業担当 吉原佐知子