2016年10月 5日 (水)

邦楽器を使って日本語ヒップホップに挑戦

9月28日は音楽音響デザインコースの学生にワークショップを担当してもらいました。以下に学生による実施報告を記します。

 

◆ワークショップのタイトル

「“YO,YO”は卒業!」日本語ラップ概論WITH邦楽器

〜邦楽器を使って日本語ヒップホップに挑戦〜

 

◆ワークショップのテーマ


現代の音楽文化であるラップを体験し日本語とは?普段とは異なる視点で再認識する。

 

◆用意する楽器や人員


邦楽器なら何でもよい。打楽器もあればなおよいが、なくても十分にワークショップができる。事前に韻用の単語を準備しておく必要がある。4単語を1くくりになるように制作する。たとえば、(スイカ、追加、着いた?、六日)など4つほど用意しておく。

 

◆実施対象


中学生以上

 

◆実施プログラム


◎ラップhiphopに関する説明 10分(導入)


ラップとは何か、HIPHOPとは何か、どこからどこまでがラップなのか、どうしたらラップになるのかについて簡単に説明し、この際に音源など聞いた。ここでは、韻を踏むことがラップでは重要であり、韻とは何か(すいか=SuiKa、追加=TSuiKa)以上のような例を出して母音の共通な順序を伝えた。さらにトラックメイカー、とラッパーの2人制の音楽であることを説明した。


◎リズム作りゲーム  10分 (アイスブレイク)


円になりキック、スネア、ハイハット、邦楽器一人が一つ役割を持ちビートを作った。 一人ひとつに分担し(人数は多い場合グループで分ける。)、各チームでリズムを作り聞かせあった。

◎ビートに言葉を乗せるゲーム 15分 (ラップの形を覚える)


「たらたらたら」などの擬音語で他チームが奏でているリズムにラップのように載せていった。これはFLOWと呼ばれている言葉の音形を習得するのに役立つ。


◎作詞作曲タイム   15分


こちら側で用意した韻に数字を振り、グループにひとつ選択させた。選んだ番号の韻をグループに与え前後に作詞をさせた。韻と韻の意味がつながるように空欄を埋めてもらうと考えるとやりやすい。 


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◎発表タイム   10分


二つのチームに分かれて一つはビート、一つはラップをし、それを交互に発表した。

 

◆ワークショップ実施によって得られた効果


ラップは、韻ありきなのだと実感してもらえる。ラップとはなんなのかを理解することができ、「言葉でこれほど遊べるのか!」との実感を持ってもらえたと思う。


 

◆実施してのさらなる改善点


実施する参加者にゆかりのある言葉や楽器を使い韻、リズム作りができれば参加者により親しみを持ってもらえると思う。


YouTube: 邦楽器を使って日本語ヒップホップに挑戦

【担当講師からのひとこと】

自分の得意な分野の題材と邦楽を結びつけたところが評価できる点であった。自分が詳しく好きな分野を中心にワークショップの流れを組み立てているので、リーダーが自信を持って話をし、進行できていた。受講生の殆どが私も含めて”ヒップホップ”について知らなかったのでヒップホップ入門としての意味合いもあり有意義であった。日本の音楽や歌とヒップホップについての関連性について、具体的な例を挙げられれば更に邦楽ワークショップのテーマに沿った内容になったと思う。例えば日本の伝統音楽の枠を広げて、ヒップホップの影響を受けたと思われる演歌やJポップの作品紹介などがあるとより興味深い内容になると思う。(担当:山口賢治)

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邦楽器を使って日本語ヒップホップに挑戦を参照しているブログ:

コメント

こんなこと誰が思いつくのか、、本当にすごいアイデアだと思いました。いままでもちろん見たことも聞いたこともありませんでした。とても新しい奏法での音楽だと思いました。初めの方は楽器を使わずにやっていますが、そもそもこの世は楽器なんてものは初めはなかったのだから何も無くても声や手や足ひとつで音楽を共有できるのはとても素晴らしいことだと思います。今はとても恵まれているので楽器がすぐそばにありますが、元祖はなかったということを忘れてはいけないなと感じました。子供にも楽しんで貰えるようなアイデアだなと感じました。少し民族的な音程がかっこよくてなお素敵でした。