先日行われた授業の模様です。
10月28日と11月4日の2週に渡って民謡をテーマに音楽づくりをしました。
タイトル:民謡にチャレンジ!
使用楽器:三味線(HEH)
授業目的:日本に古くから伝わる民謡をテーマに、1週目では有名な山形県民謡「花笠音頭」を採り上げて日本的なリズムを体感・実践・創作し、日本的な音階や民謡特有の囃し言葉を学ぶ。2週目ではそれらを活かしてさらに色々な民謡に触れ、独自の民謡を創作する。
授業内容①花笠音頭にチャレンジ! 参加学生:3名
1、花笠音頭説明・試聴
2、花笠音頭の打楽器部分を実践
・慣れたら三味線のメロディーラインと合奏、囃し言葉にも挑戦「ヤッショウ マカショ」
3、花笠音頭に使われているリズムを参考に日本らしいリズムパターンを作成しパターン重ね
・ボディパーカッションをフルに使って
4、花笠音頭のメロディーラインを参考に三味線で4拍のパターン作成、パターン重ね
・3で創作したリズムも採り入れながら
5、オリジナル花笠音頭づくり
・リズムや音の工夫に加え、音楽をふくらませるにはどうしたらよいか自分たちでじっくり話し合った結果、無拍部分も作り変化に富んだオリジナル花笠音頭となった。反省点としては次の展開へ移る時のキッカケにもうひと工夫欲しかったことと、演奏でいっぱいになってしまい囃し言葉が入れられなかったことが挙げられる。
授業内容②:オリジナル民謡にチャレンジ! 参加学生:2名
1、知っている民謡と使われている囃し言葉を挙げてもらい、その中からいくつか試聴
・ソーラン節、こきりこ節、炭坑節、新潟甚句など
2、三味線を使って日本的なパターンを作成
・囃し言葉も独自で考える
3、囃し言葉を積極的に入れながらパターン重ね、ソロまわし
4、オリジナル民謡づくり
・今回は参加学生が2名と少なかったため、市川も音楽づくりに参加し行った。テーマを「寒い冬からお正月が明けてあたたかい春となり、喜び浮かれての踊り」と決め、お互いのやっていることをよく聴き合いながらソロやリズムの工夫をし、囃し言葉を積極的に入れながらの音楽づくりでよくまとまっていた。また寒い冬を表現する無拍部分から踊りが始まる有拍部分への移行も、前回の反省を活かして熟考し実践できていた。授業の感想で、言葉を入れながらの演奏はやはり難しいとの意見が出たが、例年に比べると今年は声を出しての音楽づくりが少なかったように見受けられるので、次回から演奏だけに集中せず声を出すことも積極的に授業に採り入れていきたいと思う。
授業担当:市川香里
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