6月4日は吉原による、「春の海」を題材に応答性を重視したワークショップでした。
教育実習などで参加者が4人しかいなくてさびしかったですが、たくさん楽器を使っておしゃべりすることができました。
内容は以下です。
1、箏吉原、尺八山口による「春の海」鑑賞
あらゆるところで応答していることを確認してもらう。
2、春の海の冒頭や、簡単で聴きなれているフレーズを部分的に練習し、そのパッセージを使って対話してみる。
3.海をイメージした新しい奏法を考えてもらい、春の海のドローンの上で対話(無拍)
4、3拍子の春の海のパターンの上で対話
5、箏のみで音楽づくり
約束:いつも春の海のドローン(E,G,A)がなっていること
:対話をたくさん取り入れること
調弦 E,G,A,B♭,D,E,G,A,B♭,D,E,G,A、(実際の春の海の調弦から完全4度上)
6、同じ約束でいろいろな楽器を取り入れて音楽づくり
授業を終えて
箏のみの作品では、5拍子にチャレンジしてくれて、なかなか苦戦していましたがたくさんの技を出し合ってたくさんおしゃべりできました。
色々な楽器を加えての作品では、さらにヒートアップして鍵盤ピアノの素敵なドローンや、箏に鐘をはさんだり、すのこ?をかぶせたりとプリペアード箏を披露してくれたり、複数の楽器を自由に使って生き生きとした対話がもりこまれた作品ができました。
春の海のモチーフはあまり使われなかったが、調弦が春の海だったので、穏やかでのどかな対話の音楽ができました。箏の技術も随分ついてきましたが、もっとしっかり音が出るとさらに良かったので、これからも技術的指導も重視したいと思います。
以上。
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