9月18日に行われた授業の模様をご報告いたします。
今回は音楽音響デザインコース4年のOくんとピアノコース4年のTさんによる、リズムに着目した授業でした。
2人は普段の授業から積極的にリーダーシップをとってくれたり、率先して音楽を創造したりと才能あふれる学生さんたちです。先生役となった今回の授業でも、持ち前の明るさと息の合ったコンビプレーでとてもいい授業になりました。それは事前にしっかり準備・打ち合わせを行ったことと、何が起こってもめげずに前向きに学生さんたちを引っ張っていったからだと思います。そのリーダーの素質を大切に、これからも授業をがんばっていってもらいたいです。
以下、OくんとTさんによる報告書です。
授業担当:中香里 記
タイトル『リズム遊びで音楽に馴れよう』
対象:大学生
目的:邦楽器を使い、リズムを通して音楽に馴染む
使用楽器:箏、打楽器
授業内容
①アイスブレイク(10分)
・円になってもらい、4拍リズムを提示、それを模倣する、を数回
・各生徒と一対一でコール&レスポンス(全員やる)×2 、ボディパーカッションを含める
・円上の隣の人と無拍でのコール&レスポンス×2 、ボディパーカッションを含める
②楽器準備(10分)
・箏の調弦はD,F,G,A,C(音を一つに絞ってリズム遊びをするコンセプトだったので、同時に全ての音が鳴っても不協和にならない音列を使用した。)
・打楽器か箏かを選んでもらい、二種類を混ぜる様にグループ分けが出来る人数配分にする (箏4人とその他打楽器に分けた )
③楽器を使用してのリズム遊び(20分)
・箏担当の人には任意の音を一つ選んでもらう。
・担当の楽器の音からイメージするものを発表(難しすぎた)
・イメージを生かしつつ上記のアイスブレイクと同じ順でリズム遊び(打楽器でのパターンにのせながら)
・4小節毎のアドリブ回し
・楽器を使う事によって起こったイメージの変化、リズムの変化の感想を聞く。
④グループ実習(15分)
・打楽器と箏が混ざるようにグループ分け
約束事
1、各班ごとにテーマを決める
2、有拍と無拍の部分を作る
3、曲の始まりと終わりを決める
⑤発表(15分)
グループ1
グループ2
一つ目のグループは「台風からの秋到来」がテーマ、二つ目のグループは 「病院」をテーマに演奏した。どちらのグループも特殊奏法などを駆使してうまく演奏出来ていた。
⑥まとめ(5分)
授業の感想
・応用の効く台本を作成でき、大きな問題もなく進行出来てよかった
・参加者の人たちの反応が少し薄くて不安になったが、話し合いの段階では積極的に参加してくれたのでよかった
・時間が足りないかと思っていたが実際には想定よりも大幅に早く終わってしまった。時間配分の感覚が難しいと感じた
・総合的によくできたと思う。
コメント