6月19日は洗足学園音楽大学教員で作曲家の佐藤昌弘先生をお招きしてジャズのワークショップをして頂きました。
内容は以下です。
授業報告:吉原佐知子 記
〈ジャズにチャレンジ~佐藤昌弘先生をお迎えして~〉
実施日: 平成25年6月19日
実施目的:
・ジャズの音階を知り、音階やリズムに親しむ。
・箏でジャズのベースやアドリブにチャレンジ
ワークショップリーダー:佐藤昌弘先生(作曲家、本学教授、日本現代音楽協会事務局長)
ワークショップサポーター:吉原佐知子(箏)、細山隆(尺八)
監修:坪能由紀子(音楽教育)
参加学生:6名
使用楽器:箏6面、17弦4面
調弦: 箏は二種類
Cドリアン 一から C,D,E♭,F,G,R,B♭~(ベースはC,G,B♭,D)
Dドリアン 一から C,D,E,F,G.A.B~(ベースはD,A,C,E)
17弦 は一から C,D,E,F,G,A,B♭~
内容
1.本日使う、ジャズの音階を説明(今回はCドリアンとDドリアンを交互に演奏)。
2.学生はベースの17弦とアドリブの箏に別れて奏法練習。
3、3拍子の17弦のベースの上で箏のアドリブをする。Cドリアン→Dドリアン→Cドリアンと、それぞれ一人4小節ずつアドリブ回し。
4、吉原一人が17弦のベースを担当し、学生は箏に移動してアドリブをする。全員で3拍子のジャズにチャレンジ!
5、4拍子にして全員で通して演奏。最後は佐藤先生の素敵なアドリブで終わり!
6、感想、講評
以上です。
〈授業後の感想〉
専門の先生をお招きして、箏でジャズの音楽づくりワークショップをするなんて、もしかして世界初かも知れない、貴重な授業でした。
参加人数は気候のせいか、いつもより少なくて残念でしたが、みんな思い思いに箏をかき鳴らし、ジャズの世界に引き込まれていきました。触っているうちにどんどんアドリブが出来ていくのが良くわかりました。やはり何事も経験。やってみることが第一だと思いました。
学生も「最初はジャズは初めてでとまどったが最後は楽しかった」という意見が多かったです。
ジャズのアドリブのコツは間をいれるとか、ベースが命!とか、実際体験して良くわかりました。
また来年度も是非ジャズのワークショップをして頂きたいとい、今度はブルースで!という声もありました。
佐藤先生の優しく丁寧でソフトな授業、素敵でした。
ありがとうございました。また是非お願いしたいです。
吉原佐知子 記
ジャズと邦楽器のコラボはなんとも不思議な体験となりました。
邦楽器にもジャズにも慣れていない私が一体どうして邦楽器でジャズを演奏できるものなのか、と最初はとても不安だったのですが、先生の示して下さるコードを弾くとジャズに聞こえてきたので、とても驚きました。
生まれてこの方、ジャズについて学んだことはなく(学校の授業でほんの少しだけしか学んだことはないのです)、日常的に聴くこともないので、即興と言われてかなり苦しんだのですが、いざ弾いてみると楽しいもので、もっときちんとジャズを学び、自分の専科にも取り入れることが可能ではないかと思いました。
私の専科は声楽ですが、ABA方式の曲ではAに戻ってきたところにかなりの装飾音を入れる(原型がわからないほど)という決まりがあり、私はそれがとても苦手なので、この機会をきっかけに様々なところでジャズを取り入れてみようと思いました。
また、ジャズだけでなく、ポップスを邦楽器で演奏するということにもこれから挑戦したら面白くなるのではないかと思います。
私はこの時ちょうど教育実習でいなかったのですが、文章や演奏からそれが凄く悔やまれる内容に感じました、悔しいです。人が少なかったようですが、これは参加すべき授業だと思いました。
いつもとは違う邦楽の楽しさがあってとても楽しかったです!