2012年4月

2012年4月26日 (木)

目的:三味線に親しんでもらう、三味線の奏法を身につける、今後の学生WS活動の参考になるものを提示する

準備:三味線10挺(本調子)

1、アイスブレイク
☆手拍子&ボディパーカッションで4拍のリズム応答まわし
☆名前を呼び合いながらのリズム応答まわし

みんな頭とヒザを使ったボディパーカッションが大好きな様子です!
名前を呼び合うことにより、ワークショップで初めて出会った学生さん同士もすぐに仲良くなれます!

2、三味線の基本奏法と特殊奏法、手法の練習
☆スクイ、ハジキ、スリ、ウチ、ケシ、重音、カエシバチ、ウラハジキ、アテハジキ、トレモロ、ソトオサエ、コスリ、オトシ、虫の音(チンチリリン)

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初体験者も三味線にすぐに馴染み、色々な奏法を楽しそうに練習していました!

3、三味線の種類紹介と演奏視聴
☆太棹:津軽三味線「津軽じょんから節」(演奏:学生a)
☆中棹:地歌三味線「八千代獅子」(演奏:学生b)

三味線の生演奏にみんな圧倒されていました!

4、さらし地の練習と展開、さらし地を展開させた曲の視聴





YouTube: さらしの説明.MOV

☆さらし地の基本音型練習
☆さらし地をベースにソロまわし





YouTube: さらしの手で音楽づくり1.MOV

☆曲の視聴:「新ざらし」(演奏:中)

すぐに弾ける音型なので、スムーズにソロまわしにうつり、独自の新しいさらし地が沢山できました!

5、音楽づくりグループ実習
☆4人一組で
・さらし地を入れる
・三味線の奏法を入れる
・応答(対話)を入れる
・終わり方を決める
この4点を決まりとし、グループ実習


YouTube: さらしの手で音楽づくり2.MOV

各グループとも授業で学んだことを存分に活かしてくれて、ジャズベースを思わせるようなさらし地パターンあり、奏法と奏法を融合させた新たな奏法ありと、とてもおもしろいさらしミュージックが出来上がりました!

三味線を構えて弾く練習に少し時間がかかったため、音楽づくりの時間が短くなってしまったのが残念でした。それでも短い時間の中ですばらしい音楽を自ら生み出せるということは、学生さん達の高い音楽性のなせる技だと思います。今後の学生さんによる授業がとても楽しみです!

次回は山口先生による尺八の授業です。次回もお楽しみに~♪

4月25日担当 中香里

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2012年4月21日 (土)

今回の邦楽ワークショップは今年度の楽器にふれる第1回目ということで、基本中の基本で、箏でさくらのパターンミュージツクをしました。


内容は以下です。

ワークショップ題名「パターンミュージック入門!箏でさくらの音楽づくり」
準備 箏10面(平調子)

参加人数 10名。
目的
○音楽づくりの最も基本的な「パターンミュージック」を知識として知ってもらう。
○箏に親しんでもらう。
○これから学生がワークショップ案をかんがえる上で参考になるような内容にする。


ワークショップの流れ

1、邦楽ワークショップの目的をもう一度復習。
2、アイスブレイク





YouTube: 2012年4月18日邦楽WS1

○手拍子でパターンミュージックをしてみる(4拍、3拍、無拍)

3、箏の基本奏法の練習
4、特殊奏法の練習
5、箏を使ってパターンミュージックの実践。
4拍のパターンミュージックをしてみる。
6、色々な奏法をそれぞれ探してもらい、さくらのトレモロのドローンの上で発表したあと、様々な奏法をつかって対話してみる。
7、グループに別れて、さくらの音楽づくり。
ルールは、常にさくらが鳴っていること。有拍と無拍があること。はじめ方と終わり方を決めること。





YouTube: 2012年4月18日邦楽WS2

8、発表したあと、感想を言い合う。

以上です。

発表では、様々な奏法を駆使し、三拍子や対話など、全体ワークショップでやったことが上手に盛り込まれていました。
何より、今回初めて箏をさわる学生が3人も混ざっていたのにそれを感じさせないチームワークでした。
音楽を通して初めて会う学生もすぐになかよくなっていました。これもワークショップの成せる技です!

来週は中先生による三味線ワークショップです!みんなワクワクしながら、また自分たちのワークショップをどうしよう!!と今から作戦を練っている様子で帰って行きました。
以上、ご報告でした。

4/18担当、吉原佐知子


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授業を統括する坪能由紀子 先生から授業を進める上で、下記の重点課題が挙られました。

単に新しい面白いアイディアで授業を進めるだけではなく
・カリキュラムとしてどこにもないものに組み立てていくこと。(構造化)
・目的と意味をあきらかにすること。(目的化)
・受講者にとってそれぞれの音楽活動に意味あるものとすること。(有用化)

より邦楽ワークショップの活動が教育や社会に役立つよう、講師と学生が力を合わせて頑張っていきたいと思っております。 記:山口賢治

2012年4月12日 (木)

今日は今年度初めての邦楽ワークショップでした。
今年は毎週授業内容をブログにアップすることになりました!
多くの方々にこの授業を知って頂き、興味を持って頂ければ幸いです。
本日は初回の授業なので、音楽ゲームをして、それを生かした「春」の音楽づくりをして終わりました。

授業の流れは以下す。

1、自己紹介
2、「邦楽ワークショップとは何か?」を説明。
3、お名前ゲーム
4、無拍の手拍子まわし(早く→目をつぶって→好きなタイミングで。etc.)
5、有拍の手拍子まわし(声、ボディも)

б、2つのグループにわかれて「春」の音楽づくり(無拍、有拍を入れて。ボディ、声、手拍子を使う)

7、発表後、感想を言い合う。
それぞれ「お花見」、「サクラ餅」をテーマに、工夫を凝らした春の音楽が出来上がり、学生の感想も立派なものでした。来週から楽しみな雰囲気です!

以上のような流れでした。
今日は11名の学生が参加し、その内、邦楽コースは4人。それ以外はジャズやピアノ、管楽器など様々な専攻の学生でしたが、皆さんとても意欲的に、かつ、和気あいあいと多いに楽しんで参加してくれていて、一年間とても期待できる幕開けとなりました。
来週も吉原担当で、箏によるワークショップです。
乞うご期待!

4月11日担当、吉原佐知子
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