実施日:7月18日
担当:山口賢治
前期最後のワークショップでした。
例年は前期が教員や複数年受講している邦楽コース学生が主にワークショップリーダーとして授業を行い、後期から受講学生に各自、原則1枠づつのワークショップを担当してもらっていました。しかし、今年は優秀な学生が集まり、前期から皆にワークショップを担当してもらいました。一部の学生には『計画書の作成→実施→実施後の報告書の作成』までをしてもらっています。
前期に学生が行ったワークショップを改めて振り返り、その中から音楽づくりのテーマを選び発表会を行うことをこの日のメインテーマとしました。
また、この日には荒川区の小学校の先生方11名が見学に来ました。皆さん熱心な先生方であり折角なので、学生と一緒に混じって参加してもらうことにしました。急なお願いにもかかわらず全員快く引き受けてもらえました。普段は仲間内だけでワークショップを行っていることが大半のですが、これだけ多くの外部の方達と一緒に音楽づくりができるのはとても良い機会だったと思います。
四つのグループに分け、前期実施したテーマの中から下記の方法を選んで、音楽づくりの発表会を実施しました。
■「肥後手まり唄」と「重ね」
https://blog.senzoku.ac.jp/hougaku/2012/06/post-bf21.html
■「春の海」を用いてコールアンドレスポンス
https://blog.senzoku.ac.jp/hougaku/2012/05/post-5f1b.html
■ 津軽じょんがら節を弾いてみよう
https://blog.senzoku.ac.jp/hougaku/2012/06/post-b027.html
■古今調子による箏と唄のワークショップ
https://blog.senzoku.ac.jp/hougaku/2012/05/post-edf0.html
荒川区の先生方も積極的に音楽づくりに協力してもらえ、発表後の評価の際もそれぞれの作品のコメントいただくことができました。ありがとうございました。
これからも、開かれた授業展開できれば良いと考えます。
後期も引き続き、学生にワークショップを各自担当してもらう予定ですが、課題として、
・邦楽コース以外の学生
邦楽器を使用するかもしくは、日本の伝統音楽やその要素を活用したテーマ
でワークショップを行う。
・邦楽コースの学生
ワークショップを実施する外部の出先に箏や三味線がまったくない、もしくは
参加人数に対して極僅かしか楽器が用意出来ない場合(リーダー自身は邦楽器の使用可)
を想定してワークショップ計画を組む。邦楽器が少ないので、上手く少数の
楽器を活用したり、声やリコーダー、ペットボトル等の身近な物を使う等の
工夫を考える。
後期もどんなワークショップを実施してくれるか楽しみです。
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