No Musical, No Life

ロンドン時間３月１２日夜０：３３書き始め

今テレビでは日本の地震情報がずっと流れています。
研修参加の学生は必死でWiFiをiPhoneに繋いだり
携帯を使って家族に連絡を取ってます。
でもなかなか繋がらない状態

最初午前中「地震があったらしい・・・」という情報
がしかし、震度は不明だった為そんなにひどいとは思ってなかったです。

当初の予定通り朝からおでかけ
お土産選びに精を出し、「衣装に使えるんじゃね？！てか可愛い！！！」と絶叫して
通りに面したお店へ
そしたら店員さんが
「What's happen Japan？」と険しい顔をして聞いてきました。
「地震が起きたみたい」と返すと（この時点で地震という単語が出てこない）
「何人亡くなったの？」と質問され
「分からない」と答え
「家族は？友達は？大丈夫？(的な)」と聞かれ
「連絡が取れないからわからない。」
「頑張ってね」とこぶしを出して応援してくれました。
たぶんあっちの人からしてみれば自分の国が大変なのに知らないことに驚いたんだろうと思います。

昼頃にだんだん自分たちにも情報が入ってくる
津波で友達の家が流れた
大学の天井が崩れたらしい
電車が止まった為学生・職員が帰れず前田ホールに泊まることになりそう
成田が閉鎖なので帰国が予定通りか不明
福島が震度８強・・・・

貴重なレッスンなのに半分半分に意識がいってる自分がいて・・・

今日の先生は
声楽；アン＝マリー・スピード先生
　　　英国王立音楽院(RAM)教授

ベルティング（歌い方の一つ）や声帯について、筋肉についてなど映像と模型を使った座学と
代表者によるボイストレーニング
みるみる変わっていく後輩に驚きました。
明日は同じ先生からワークショップを受けるそうです。
今日習ったことが実践できる機会です。

そして明日の観劇用のチケットを劇場に買いに行き、今日の劇場へ・・・

今日は
We　Will　Rock　You
を観劇

Queenの曲に合わせて近未来の世界のミュージカル
話は・・・英語聞き取れない自分の耳に限界を感じる・・・
知っている曲が沢山あって、スピード感たっぷりなので終始笑ったりのったり
まぁ・・・途中ハプニング発生につき幕が降りるという・・・
昨年NYではビリーのフライングが取れず、スタッフが普通に舞台上に来たな・・・と思い出しましたｗ
最後は題名にある通りWe Will Rock Youで〆
カーテンコールごライブの様な状態に
もちろんスタンディングで大拍手でした。
話はよくわかんなかったけどダンスも歌も演出もとってもかっこよかった

その後ホテルに戻りテレビをつけると日本の地震の特番が流れていました
津波の映像、地震の映像、火災の映像、福島の原発
涙が出てきました。
とにかく一人でも多くの人が助かってくれますように
とただただ祈ることしか出来ません。

そして明日は朝早くからレッスン
それから観劇の全員でのお食事
ひとつも無駄にしないように一日を過ごします。

おやすみなさい

３月１２日夜１：４４書き終わり。