2012年7月19日 (木)

「琵琶の音楽」田原順子 先生(7月14日)

毎回ゲスト講師をお呼びして、各テーマごとにレクチャーコンサート形式で行われる授業が「邦楽サウンド論」です。

筑前琵琶奏者の田原順子 先生をお招きしての授業です。
先生ご自身の演奏による「那須与一」や様々な貴重な音源を聴きながら楽しいお話をしていただきました。


YouTube: 「琵琶の音楽」田原順子 先生(7月14日)


この授業の受講生のひとりがフェイスブックに記事を出しましたので、下記に引用します。

昨日、琵琶奏者田原順子さんの琵琶についての講義と実演を聴きました。繊細な音と野太い音が琵琶から紡ぎ出され、しびれました。平曲にみられる古典的な奏法が現代ではリズムのある奏法に変化している様子を聴かせて戴きました。更に、検校制度で受け継がれた琵琶が明治以降一般化した時に従来とば違う琵琶演奏が始まったとのことで、般若心経などの仏教経典に琵琶を手付けした例などを聴かせて戴きました。これがやけに明るい調子で、リズムもあり聴いているとお経に併せて踊りたくなりそうな感じでした。琵琶の違う一面を垣間見せて戴きました。

「那須与一」は洗足学園音楽大学 伝統音楽デジタルライブラリーにアップしてあります。





YouTube: 琵琶演奏 「那須与一」 ~伝統音楽デジタルライブラリー

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2012年7月 7日 (土)

上達するための尺八奏法講座 山口賢治 先生

「何事も基礎が大事」「歌うように吹いて」と良く言われる言葉ですが、尺八のおける基礎とは具体的にどんな訓練をすれば良いのか、歌うとは具体的にどうすれば良いのかについて集約して訓練を行う講座です。

今日は雨の中、宇都宮線の信号故障のトラブルがありながらも遠くから来校してくれる熱心な受講生がおりました。
基礎的な訓練法は今日までとし、次回からは実際の作品を教材に尺八アンサンブルの演奏について学びます。
皆さん初回に比べて少しずつ良くなってきています。
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「三味線の音楽」木村陽子(伶香能)7月7日

毎回ゲスト講師をお呼びして、各テーマごとにレクチャーコンサート形式で行われる授業が「邦楽サウンド論」です。

本日はかつて現代邦楽研究所の研究生でもあった木村陽子(伶香能)先生です。普段はアメリカ在住ですが、6月終わりから7月半ばくらいまで日本に戻り、ご主人でチェリストの玉木光 氏と共に演奏ツアーをしていました。
今日は組歌から現代邦楽まで三味線の音楽の歴史についてレクチャーしていただきました。
授業が終わっても熱心な研究生に囲まれて質問攻めに合い、大変に好評でした。




YouTube: 邦楽サウンド論「三味線音楽」木村伶香能 先生


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2012年7月 3日 (火)

現代邦楽研究所の卒業生の活躍4

上級科卒業のKoto-Akikoさんがライブを行います。

ライブ「哀しき魅狐は現世に泡沫の夢を見る」

邦楽器によるライブ「哀しき魅狐は現世に泡沫の夢を見る(かなしきみこはげんせいにうたかたのゆめをみる)」は、Koto-Akikoのセルフプロデュースです。魅狐・玉藻前が現世に見る一時の夢をお楽しみ下さい。

日時 2012年9月12日(水) 開場18:30~ 開演19:00~
場所 ティアラこうとう(江東公会堂)小ホール
Ticket 2000円(全席自由)

「 海鳴り 」石井由希子作曲   
「 那須野 」山田検校作曲    
「 六連星 」長沢勝俊作曲   
「 雅俗四響 」 和田薫作曲 

詳しくは下記のページをご覧下さい。
哀しき魅狐は現世に泡沫の夢を見る

ブログはこちら
音奏 oto-kanade

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現代邦楽研究所の卒業生の活躍3

4期生の松本愛子さんが箏三絃リサイタルを開催します。

2012年8月25日(土) 13:30開演 福生市民会館小ホール
賛助出演 箏:権藤悦子/酒井高子/関美保子/森由幾子 
     尺八:木藤青山/高橋慧山

1部
「青葉の賦」 川崎絵都夫 作曲
「春三題」  長澤勝俊 作曲
「壱越」   山本邦山 作曲
「秋風幻想」 深海さとみ 作曲
「北国雪賦」 長澤勝俊 作曲

休憩後の2部はお楽しみとのことです。

助演者の中の酒井高子さん関美保子さん森由幾子さんも現代邦楽研究所でかつて学んでいたメンバーで、現在「遊楽音(ゆらね)」というグループを組んで定期的に演奏活動を続けています。

お問合せ:電話 042ー551−3896(松本)
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2012年6月30日 (土)

「清元」清元栄吉 先生(6月30日)

毎回ゲスト講師をお呼びして、各テーマごとにレクチャーコンサート形式で行われる授業が「邦楽サウンド論」です。

本日は2012年度、日本伝統文化振興財団賞を受賞した清元栄吉 先生をお迎えして「清元」をテーマに授業をしていただきました。先生は東京芸術大学の作曲科に入学なされ、卒業後清元の世界に入門された異色の経歴です。現在は清元の三味線方と作曲家のふたつの分野でお仕事を精力的になされておられます。

初めはざっくばらんなお話から入り、一中節から清元にいたるまでの江戸における浄瑠璃の流れ、そして明治、大正、昭和の初期までに至る清元の発展についてお話いただきました。

後半は 十六夜清心「朧夜に星の影さえ二つ三つ、四つか五つか鐘の音も・・」を弾き唄いで実演していただき、歌舞伎における清元の魅力、そして実際に受講生と一緒に節の一部分についてお稽古もしていただきました。

前日夜遅くまで、作曲の仕事をなされていたとのことで、お疲れの中、授業をありがとうございました。




YouTube: 邦楽サウンド論「清元」


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2012年6月23日 (土)

日本の音階(6月23日)

本日は、現代邦楽研究所副所長で楽典やアジアの音楽を担当いただいている森重行敏 先生の講義がありました。森重先生はワンテーマ講座「邦楽理論講座」も今年は担当いただいております。

日本の音階の種類や考え方について様々な譜例を示しながらお話をいただきました。
作品の解釈や演奏に深く拘わる根本的な内容で、邦楽演奏者にとって必須の内容です。

1、中国の音階理論 〜中国の十二律と日本の十二律〜
2、雅楽の音階理論 〜律旋と呂旋〜
3、近世邦楽の音階論 〜陽旋と陰旋〜
4、日本の音階についての小泉理論の概略 〜都節音階、律音階、民謡音階、琉球音階〜

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卒業生のホームページとブログ紹介2

現代邦楽研究所1期生の櫻井咲山 さんです。

櫻井咲山ホームページ
咲山シーサーのころころブログ

2期に現邦研専攻科を卒業後、東京芸術大学に入学。女性尺八奏者の草分け的存在です。

下記ホームページより
■自己紹介
東京は下町生まれのサラリーマン家庭育ち。
小学生の頃、地域の習慣で和太鼓に親しみ、それが縁で篠笛に興味を持つ。
しかし、篠笛の先生を見つける手立てが無く、関係がありそうなところに問い合わせをしておりました。
その中の一つが三曲協会です。そこでなぜだか尺八という楽器の先生を紹介して頂き、無知だった私は
尺八から篠笛に繋がるものと思い、趣味として尺八を習い始めました。
25歳の時、職場での協力もありNHK邦楽技能者育成会にて学ばせて頂くと同時に大学受験生として
仕事・NHK育成会・受験準備の三足の草鞋(上手く履けてはいませんでしたが)。
なんとか大学に合格し、お世話になった職場を退職。
尺八演奏家の道で模索を続けております。

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YouTube: 二本の尺八のための 「祈り」

2012年6月16日 (土)

「尺八の音楽」三橋貴風 先生(6月16日)

毎回ゲスト講師をお呼びして、各テーマごとにレクチャーコンサート形式で行われる授業が「邦楽サウンド論」です。

今日は午前中の実技授業に引き続いて、三橋貴風 先生による「尺八の音楽」です。
古代尺八から明治時代の三曲合奏の尺八まで、様々なエピソードを交えながらの尺八の歴史の講義でした。
話は知人の虚無僧体験やご自身の師匠の話にも広がり、とても面白い授業でした。
最後に二尺七寸の長管尺八による布袋軒三谷を演奏していただきました。Pict0009


YouTube: 尺八の音楽 三橋貴風 先生

総合コース実技レッスン(6月16日)

今日の実技授業は三橋貴風 先生が担当しました。
朝、来校した研究生は普段よりちょっとソワソワした雰囲気に包まれ、緊張気味でした。
今まではエチュードを主体とした実技でしたが、今日から本格的な作品を課題に取り組むレッスンになります。
それぞれ尺八、三味線、箏、十七絃のパートに分かれアンサンブルの様々な勉強を行います。
三橋先生のとてもわかりやく密度の濃い2時間のレッスンでした。Pict0001


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