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2013年6月

2013年6月29日 (土)

総合コース基礎科実技

本日の実技授業は木村伶香能 先生。アメリカに居を構え、世界中を飛び回り日本の箏、三味線の伝統音楽の紹介や新しい音楽を演奏しています。ご主人はチェリストの玉木光 氏で、現在、お二人で日本で演奏ツアー中です。

木村伶香能ホームページ

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2013年6月24日 (月)

「尺八の音楽」6月22日 青木彰時 先生 

「尺八の音楽」について青木彰時 先生にお話と演奏をしていただきました。古代尺八や一節切尺八からの楽器の変遷の話から始まり、昭和の大名人、三本会(青木鈴慕、山本邦山、横山勝也)や山口五郎 先生のエピソード、貴重な映像資料を見せていただきました。名人達の全盛期の尺八界の勢いや活気を知ることができました。また、尺八古典の名曲である「鹿の遠音」も楽譜解説付きで演奏していただきました。

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2013年6月20日 (木)

NATSUON!2013 夏の音楽祭 邦楽コンサート ~民謡を奏でる~

NATSUON!2013
夏の音楽祭 邦楽コンサート
~民謡を奏でる~
7月6日(土)16時開演 洗足学園音楽大学2400講堂 入場無料
地域に根付いた素朴な民謡を、箏などの邦楽器を駆使して華やかに奏でます。
 
 
箏:谷富 愛美(院2) 、坂本 知亜子(学4)、五十嵐 恵(卒) 、産形 典子(卒)
津軽三味線:山中 信人(講師)、 稲沢 茉梨(学4)
三絃:中 香里(講師)、大友 美由奈(院1)、菊池 由里子(学3)
尺八:山口 賢治(講師)
太鼓:西川 啓光(講師)
 
企画 :山中 信人
洗足学園音楽大学現代邦楽コース生  洗足学園音楽大学現代邦楽コース教員
プログラム
東北民謡メドレー[会津磐梯山、花笠音頭 他]
労働歌[竹田の子守唄、ホレホレ節]
津軽民謡[津軽じょんから節]
民謡の伝達[佐渡おけさ 他]
進化する民謡[ソーラン節 他]
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2013年6月15日 (土)

「邦楽とプロデュース」6月15日 三橋貴風 先生

本日は尺八奏者の三橋貴風 先生の講義授業でした。

尺八の演奏のみならずコンサートイベントのプロデュースも数多く手がけており、2010年にはオペラシティタケミツメモリアルで開催された洗足学園音楽大学 邦楽定期演奏会「尺八の潮流」のプロデュースを担当いただいています。
授業の中では、三橋先生がプロデュースによる今年の2月23日に小田原で開催された「神奈川フィル×和楽器」の公演
やデーモン閣下とのコラボ企画「邦楽維新」の映像を見ながら、先生のプロデュースに対する考え方についてお話いただきました。
常にアンテナを張り、様々なアーティストの活動を広くリサーチし、その中から面白そうな組合せとタイミングが合ったときに新しい企画が産み出されます。しかし、先般の東日本大震災による公演の中止やトラブルなどプロデューサーにはリスクと責任もあり、苦労の一端を知ることもできました。
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2013年6月 8日 (土)

箏曲組歌研究講座初級クラス

人気講座のひとつ「箏曲組歌研究」は初級者のためのクラスも設置しています(4回目から鳥居名美野 先生の一般クラスに合流)。初級クラスの担当は山下名緒野 先生。洗足学園音楽大学の現代邦楽コースの大学院生も現邦研の受講者に混じって一生懸命勉強しています。古典の習得はとても大切です。

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「邦楽と音楽教育」6月8日 味府美香 先生

主に子ども達を中心とした音楽づくりワークショップの実践、研究を専門とする味府美香 先生の講義でした。平成20年に制定された現在の小中学校の学習指導要領において、日本の伝統音楽はどう扱われており、教育現場での現状や問題がどのようになっているかについてお話いただきました。教育の場に日本の伝統音楽が徐々に入り入り込んで来ている一方、例えば日本の伝統的な歌唱法(民謡、長唄など)について教える際、具体的に何を教材や手がかりすべきかなど、課題点が多くあります。邦楽に携わる者としてそれぞれが何が出来、何をするべきか考えさせられる授業でした。Pict0004

2013年6月 1日 (土)

「箏曲組歌と三味線組歌」中香里 先生(6月1日)

6月1日の邦楽サウンド論は「三味線組歌と箏曲組歌」をテーマに中香里 先生にご講義をしていただきました。

山田流箏曲の中先生は野川流 三味線組歌も演奏します。古典箏曲や三味線音楽の源流となる組歌について実演を交えての講義でした。
組歌とはその呼び名の通り、短い歌を複数組み合わせて一曲にまとめた弾き唄い楽曲を示します。
箏曲組歌は「四季の友」を実例に、歌の面白さに加えて、歌詞の内容に合わせて箏の奏法が対応しているの点について丁寧に説明していただきました。源氏物語などを題材とした歌詞は高い文学性、芸術性を有しています。
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一方、三味線組歌は当時の民謡や流行歌などを寄せ集めた大衆音楽であり、同じ組歌でもその性質は箏と三味線では大きく異なります。授業では早舟を演奏していただきました。三味線組歌は伝承者が少なく、実際の演奏を耳にすることが極めて少ないので、今回の授業では貴重な機会を得ることができました。
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「雅楽」中村仁美 先生(5月25日)

5月25日の邦楽サウンド論は「雅楽」をテーマに中村仁美 先生にご講義をしていただきました。

中村仁美 ホームページ
篳篥を中心に、雅楽古典から現代作品まで幅広く演奏し、雅楽演奏団体「伶楽舎」のメンバーでもあります。
専門の篳篥の他、雅楽で用いられる管楽器を中心に実演を交えてお話を伺うことができました。
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笙のリードは金属製で表面には青石(凝灰岩)のパウダーがコーティングされております。
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篳篥に使われる盧舌(リード)は葦が使われており、淀川河川敷にある「鵜殿のヨシ原」で採取されるものが必要不可欠とされています。ここの葦の特徴は太く成長し、これを平たく整形しダブルリード状の吹口をつくります。他の地域では篳篥に適する太さの葦が得られず、昔からこの地域の葦が使われていましたが、近年ここに新名神高速道路建設の計画が持ち上がっており、「鵜殿のヨシ原」の保全が大きな問題となっているそうです。

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