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2012年6月

2012年6月30日 (土)

「清元」清元栄吉 先生(6月30日)

毎回ゲスト講師をお呼びして、各テーマごとにレクチャーコンサート形式で行われる授業が「邦楽サウンド論」です。

本日は2012年度、日本伝統文化振興財団賞を受賞した清元栄吉 先生をお迎えして「清元」をテーマに授業をしていただきました。先生は東京芸術大学の作曲科に入学なされ、卒業後清元の世界に入門された異色の経歴です。現在は清元の三味線方と作曲家のふたつの分野でお仕事を精力的になされておられます。

初めはざっくばらんなお話から入り、一中節から清元にいたるまでの江戸における浄瑠璃の流れ、そして明治、大正、昭和の初期までに至る清元の発展についてお話いただきました。

後半は 十六夜清心「朧夜に星の影さえ二つ三つ、四つか五つか鐘の音も・・」を弾き唄いで実演していただき、歌舞伎における清元の魅力、そして実際に受講生と一緒に節の一部分についてお稽古もしていただきました。

前日夜遅くまで、作曲の仕事をなされていたとのことで、お疲れの中、授業をありがとうございました。




YouTube: 邦楽サウンド論「清元」


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2012年6月23日 (土)

日本の音階(6月23日)

本日は、現代邦楽研究所副所長で楽典やアジアの音楽を担当いただいている森重行敏 先生の講義がありました。森重先生はワンテーマ講座「邦楽理論講座」も今年は担当いただいております。

日本の音階の種類や考え方について様々な譜例を示しながらお話をいただきました。
作品の解釈や演奏に深く拘わる根本的な内容で、邦楽演奏者にとって必須の内容です。

1、中国の音階理論 〜中国の十二律と日本の十二律〜
2、雅楽の音階理論 〜律旋と呂旋〜
3、近世邦楽の音階論 〜陽旋と陰旋〜
4、日本の音階についての小泉理論の概略 〜都節音階、律音階、民謡音階、琉球音階〜

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卒業生のホームページとブログ紹介2

現代邦楽研究所1期生の櫻井咲山 さんです。

櫻井咲山ホームページ
咲山シーサーのころころブログ

2期に現邦研専攻科を卒業後、東京芸術大学に入学。女性尺八奏者の草分け的存在です。

下記ホームページより
■自己紹介
東京は下町生まれのサラリーマン家庭育ち。
小学生の頃、地域の習慣で和太鼓に親しみ、それが縁で篠笛に興味を持つ。
しかし、篠笛の先生を見つける手立てが無く、関係がありそうなところに問い合わせをしておりました。
その中の一つが三曲協会です。そこでなぜだか尺八という楽器の先生を紹介して頂き、無知だった私は
尺八から篠笛に繋がるものと思い、趣味として尺八を習い始めました。
25歳の時、職場での協力もありNHK邦楽技能者育成会にて学ばせて頂くと同時に大学受験生として
仕事・NHK育成会・受験準備の三足の草鞋(上手く履けてはいませんでしたが)。
なんとか大学に合格し、お世話になった職場を退職。
尺八演奏家の道で模索を続けております。

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YouTube: 二本の尺八のための 「祈り」

2012年6月16日 (土)

「尺八の音楽」三橋貴風 先生(6月16日)

毎回ゲスト講師をお呼びして、各テーマごとにレクチャーコンサート形式で行われる授業が「邦楽サウンド論」です。

今日は午前中の実技授業に引き続いて、三橋貴風 先生による「尺八の音楽」です。
古代尺八から明治時代の三曲合奏の尺八まで、様々なエピソードを交えながらの尺八の歴史の講義でした。
話は知人の虚無僧体験やご自身の師匠の話にも広がり、とても面白い授業でした。
最後に二尺七寸の長管尺八による布袋軒三谷を演奏していただきました。Pict0009


YouTube: 尺八の音楽 三橋貴風 先生

総合コース実技レッスン(6月16日)

今日の実技授業は三橋貴風 先生が担当しました。
朝、来校した研究生は普段よりちょっとソワソワした雰囲気に包まれ、緊張気味でした。
今まではエチュードを主体とした実技でしたが、今日から本格的な作品を課題に取り組むレッスンになります。
それぞれ尺八、三味線、箏、十七絃のパートに分かれアンサンブルの様々な勉強を行います。
三橋先生のとてもわかりやく密度の濃い2時間のレッスンでした。Pict0001


品川区三曲協会第23回演奏会にて

6月3日(日)大井町キュリアン小ホールにて品川区三曲協会第23回演奏会が開催され、そこに現代邦楽研究所に縁のあるメンバーが有志で集い参加しました。以下は、参加者の一人の佐藤 様から寄稿いただきました。皆さん凄い頑張っています。

今回で5回目の参加になりますが、合奏練習は毎年10回ほど行っています。
ごく稀にですが、朝の10時から5時まで練習した事もありました。
今年は皆さん慣れて来たのか、毎回3時間ほどの集中した練習で終始しました。
たぶん5年続けてきているので、皆さんの息の合い方が早く出来上がるようになってきたのだと思います。
今年は上下黒の衣装で、とっても舞台栄えが良かったと、聴きに来てくださった方々から好評でした。
演奏の方もそうだと良いのですが・・・
先生から教えていただいた事を一つ一つ思い出しながら練習を積みました。
強弱を強調してメリハリがでるよう努力しての演奏でしたが如何だったでしょうか・・・
大きな失敗は無く(?)、マズマズの出来と信じて、笑顔で演奏会を終える事が出来ました。
そうそう、演奏の直前は私達いつも衣装の褒め合いをしてリラックスしてます(笑)

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現代邦楽研究所の卒業生の活躍2

15期生の大原修子さんのフェイスブックからの引用です。とても面白い企画だったので紹介させてもらいました。


小学校の中休みに音楽ボランティアでコンサート♪

「ほねほね きょうりゅうのほね」という絵本に、楽器の生演奏をつけて、朗読家の瑠奈さんに読んでいただきました。
子供たちも一緒に、メンバーの作ったきょうりゅうの歌を歌い、ボディーパーカッションも(^^)/

今年から仲間になってくださったヴァイオリンの方と、フルートの方(写真には入ってない!(T-T)はデビューでしたが、素晴らしい!
(ウッドブロックと兼務でおたおたして音外した私(-_-)と違って完璧!やはり打楽器に手を出すのはもうやめておこう(笑))

それから、スタッフ不足(常に)のコンサート♪を手伝ってくださった皆さま、わざわざ見に来てくださった皆さま、ありがとうございました(^-^)/

皆さまお疲れ様でした!
終わった途端、「次はいつやるの~?」の声は嬉しかったですね(*^^*)ー
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2012年6月13日 (水)

卒業生のブログ紹介1

10期生の尺八 遠藤鈴匠さんが4月からブログを始めました。
良かった覗いて見てください。
尺八の楽器相談にものってくれると思います。
作曲活動も積極的に行っています。

尺八師 遠藤鈴匠のブログ
遠藤晏弘尺八工房

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2012年6月11日 (月)

現代邦楽研究所の卒業生の活躍1

今年で18年目を迎える現代邦楽研究所からは卒業後、様々な分野で活動、活躍しています。
下記は現邦研出身の尺八4人の演奏です。


YouTube: 坂田誠山作曲愁月賦

左から森佳久山(8期)、田中慧山(13期)、細山伶観(2期)、遠藤鈴匠(10期)

森さんは70歳にしてリサイタルを開催し、オーラJ事務局やNPO法人全国邦楽合奏協会の副理事長等を勤められております。
田中さんは地元、新潟にて幼なじみが集まって結成した尺八合奏団や現邦研同期生をまとめてのコンサートを開催しています。
細山さんは、かつてはジャズサックス奏者で、何と中能島欣一 先生とサックスと箏でレコーディングを行った経験もある異色の経歴の持ち主。
遠藤さんは東京芸術大学別科修了、NHK邦楽技能者育成会第51期卒業後、父の跡を継ぐべく制管士の仕事をしながら、精力的に演奏活動を行う若手注目株です。

2012年6月 9日 (土)

楽しい鼓講座(6月9日)

西川啓光 先生担当の『楽しい鼓』講座も3年目に入ります。
箏曲「六段」に作調して、鼓を合わせています。
最初は良い音を出すのに苦労していましたが、皆さん段々良い音になってきました。
もっともっと上手になれるよう先生の指導にも熱が入ってきます。

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