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2014年6月

2014年6月30日 (月)

現代の作品 尺八 青木彰時 先生

6月28日の邦楽サウンド論は尺八演奏家の青木彰時 先生による尺八の現代作品について講義をいただきました。

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青木彰時 先生ホームページ

楽器のルーツについての話から始まり、戦後の尺八界の名人について、山口五郎や尺八三本会(青木鈴慕 山本邦山 横山勝也)のエピソードや杵屋正邦 作曲の尺八三重奏「風動」を中心に貴重なお話と資料映像を見ることができました。

現代の作品 尺八 青木彰時 先生
YouTube: 現代の作品 尺八 青木彰時 先生

2014年6月16日 (月)

オーストリア作曲家への邦楽器レクチャー

6月15日にオーストリアのウィーンから現代邦楽研究所へ作曲家ハネス・ドゥフェック氏(プラティプス現代音楽協会会長)とシモン・ヴォセチェク氏(プラティプス現代音楽協会、ISCMオーストリアセクション事務局長)の2名が訪問しました。1時間程の邦楽器についてのレクチャーを行いました。日本の伝統楽器にとても興味を示し、古典(「鹿の遠音」「雪」)の見本演奏をしたところ、彼らにとっては音色や音使いなどにとても新鮮さを感じ取ってもらました。近年、三木稔 著の「日本楽器法」の英語版が出版されて以来、外国人作曲家による邦楽器作品が産み出されて来ています。様々な国々との文化交流を通じて日本の伝統楽器の素晴らしさを今後も伝えていきます。

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2014年6月 9日 (月)

「日本の笛 アジアの笛」西川浩平 先生

6月7日の邦楽サウンド論は横笛演奏家の西川浩平 先生による講義でした。西川先生は日本の様々な横笛の他にフルートも演奏し、近年は東南アジアの鼻笛の研究にも取り組んでおられます。日本の笛とその音楽についてのお話と演奏に加えて、中国から日本に留学している竹笛奏者のソンさんによる中国の笛の紹介と演奏も聴くことができました。中国の笛には吹き口と手孔の間の孔に紙の膜を貼った部分があり、音域によってこの紙が共振振動を起し、独特な響きが得られます。韓国にも同様な仕組みの笛があり、日本の笛とは趣を異にしています。

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「日本の笛 アジアの笛」西川浩平 先生
YouTube: 「日本の笛 アジアの笛」西川浩平 先生

2014年6月 7日 (土)

生田流箏曲と地歌 野澤佐保子 先生

5月31日の邦楽サウンド論は野澤佐保子 先生による「生田流箏曲と地歌」をテーマに講義をしていただきました。三絃と唄のみのシンプルな地唄の成立ちから始まり、やがて三絃と箏との合奏が盛んに行われるようになり、さらに複雑なアンサンブルへと発展していく音楽的経緯を演奏を交えてながらわかりやすく解説していただきました。洗足学園音楽大学大学院卒業の佐々木恵さんが助手を努め、箏を弾いています。

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生田流箏曲と地歌
YouTube: 生田流箏曲と地歌

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