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2012年10月

2012年10月20日 (土)

邦楽サウンド論「アジアの音楽3」10月20日

森重行敏 先生による「アジアの音楽3」として、本日は日本のお隣の韓国、中国の楽器、音楽についての講義でした。
日本の伝統楽器のルーツになる楽器でもあり、邦楽器と共通点も多くありますが、異なるところもあります。
写真と動画は七絃琴についての説明です。
日本では七絃琴は絹糸ですが、中国では金属絃に変わっています。
箏と違って琴は柱(じ)がなく、調律の仕組みがユニークです。
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現代邦楽研究所の卒業生の活躍4

14期生の宇佐見明子さんです。

現在、茨城県取手市にある私立江戸川学園取手中・高等学校の箏曲部コーチを務めております。
毎年紫峰祭(文化祭)では、大ホールと玄関で演奏し、今年は中2から高2まで22名が息の合った演奏を披露しました。
今後の後進の指導の成果がとても楽しみです。
そのほか各種イベントやコンサートに多数出演おり、マリンバ&箏DUO「ことまり」として、12/22(土)にクリスマスライブを開催する予定です。
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2012年10月13日 (土)

卒業生のホームページとブログ紹介4

現代邦楽研究所7期入学、9期卒業の藤田智子(箏)さんです。
成績優秀にて現邦研卒業時には、財団法人ビクター伝統文化振興財団(現、公益財団法人 日本伝統文化振興財団)よりビクター邦楽技能者育英賞(通称ニッパー賞)を受賞しました。その後、2005年三重県文化賞(伝統文化部門)文化新人賞、2006年に社団法人東員町文化協会功労賞を受賞しています。
藤田さんは芸名、麗明智翔(れいめいともか)として現在、三重県を拠点に演奏、教授活動を活発に行っております。
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2012年10月 9日 (火)

邦楽サウンド論「アジアの音楽2」10月6日

森重行敏 先生による「アジアの音楽2」として、本日はガムラン実習となりました。ガムランは大きく分けて、ジャワ、バリ、スンダの3種類があり、大学にある楽器は王宮の儀式音楽として発達した、ジャワのガムランです。王宮の楽器らしく、楽器には龍を掘ったレリーフ模様など綺麗な装飾が施されています。音階は2種類あり、ペロッグ(琉球音階に近い)とスレンドロ(日本の民謡音階に近い)の共に5音階です。

基本的に循環形式の音楽で、演奏を続けているとだんだんとトリップ状態になってきます。

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YouTube: 邦楽サウンド論 ガムラン実習

2012年10月 1日 (月)

邦楽サウンド論「宮城道雄と十七絃の音楽」9月29日

毎回ゲスト講師をお呼びして、各テーマごとにレクチャーコンサート形式で行われる授業が「邦楽サウンド論」です。

今回は吉原佐知子 先生(助手:岸村千恵さん)による「宮城道雄と十七絃の音楽」です。受講生のひとり、堀保之(尺八)さんのフェイスブック記事を下記に引用します。

【堀保之さんのフェイスブック記事より】

昨日現邦研の授業で宮城道雄について講義を受けました。その生い立ちから東海道線に刈谷駅付近で転落死されるまでの人生について聞きました。極貧の朝鮮時代、日本で習得した曲が少なく、何千、何万回となく演奏して時間をつぶした話、そんな生活の中から生まれた「水の変態」。それを時の宰相伊藤博文に認められて一躍有名になるも、その音楽の革新性が故に長く日本の箏曲会に受け入れられず不遇を託った話など興味深く聞きました。そして箏は自分のすべて、恋人であるという天才の人生を忍びました。吉原さんによる宮城道雄の代表的作品の演奏も聴かせていただきました。

YouTube: 邦楽サウンド論「宮城道雄と十七絃の音楽」9月29日

 

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