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2017年9月27日 (水)

就任披露演奏会

洗足学園での就任披露演奏会が終了致しました。
お越しくださった皆様有難うございました!

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声楽コースからは教授の塩田美奈子と講師の高田正人が出演し、学部長のあいさつ文の「クラシックの声楽の可能性を広げたコース」を体現するべく意欲的なプログラムを組み!、オペラ、ミュージカル、演歌、Jポップ、ロックを短い時間に詰め込んでみました。
またパーカッションを石井喜久子先生、シタールの小日向英俊先生にも加わって頂き、様々な楽器とのコラボレーションもお楽しみいただきました。
ピアノはオーケストラのような色彩を操る山田武彦先生!

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学生有志も参加してくれて、歌う方も観ている方も楽しい時間になりました!
終わった後にバンジョーの有田先生にもお声がけいただき、今度は是非コラボレーションしましょう!という話に。
洗足学園音楽大学には本当にいろんな分野のスペシャリストがいるので、年に一回でも講師たちのコラボレーションができたらとっても面白いと思います!
考えただけでもワクワクします。やりたい!

ちょっとだけ残念だったのが、客席に学生たちが少なかったことと、せっかく見に来ても、自分の科の先生の出番が終わったら出て行ってしまう学生が散見された事。これはもったいなーい!
バレエ、ミュージカル、ワールドミュージック、いずれも世界を舞台に活躍している人たちを(無料で)一堂に見られる機会なのに逃してしまうなんてもったいないです!
もちろんそれぞれの稽古を抜けてきたり、バイトだったりいろいろな事情もあるのでしょうけど…、来年からはもう少し学生たちに強く告知せねば!と思います。
持論ですが、上に行けば行くほどいろんなことに興味を持っている人が多いと思うんですよね。
芝居や歌舞伎や美術やミュージカルやバレエや、自分の専門以外のものにも興味がある人の方が世の中に残っているように思います。何事にも「CURIOUS」であること。これとても大事だと思うんです。
そして本来は学生の方が先に行ってほしい。「先生たちは古いよ!」と言ってほしい(笑)いつの時代も新しい時代を拓くのは若者たちなのですから^^

そういえば先日の洗足サマードリームオーケストラでは、あの山田和樹さんが学生オケを指揮して、「真夏の夜の夢」ではなんとアニメソングコースの学生が劇中ナレーションを担当!とても面白かったですが、こういうことができるのも洗足ならでは。
学生にはこういう洗足にしかない利をどんどん生かしていってほしいものです。
その時の様子→ 洗足学園アニメソングコース 真夏の夜の夢


いろいろやると薄まる、と言う人もいますが、果たしてそうかなぁ?と思います。
基礎さえしっかりしていればどんどん足し算・掛け算になっていくのでは?

例えば今期のメトロポリタンオペラにブロードウェイミュージカル界のスター、ケリー・オハラがメリーウィドウのヴァランシェンヌ役で登場して世界を沸かせましたが、来期ではなんとコジ・ファン・トゥッテのデスピーナを歌い演じます。

オハラのインタビューはこちらから
ミュージカルとオペラの違いを語っていて面白いです!↓

世界でもこういう事が起きてるのですから!
常識なんてどんどん覆していきたいものです。

そういう気概をコンサートには詰め込んでみたつもりです。
9月からはCUIOUSが服着て歩いてるような宮本益光さん、鵜木絵里さんも新たに洗足の講師に加わりました。
ここからの声楽コースがさらに活気づいていくでしょう!
ますますこれからが楽しみです(^^)

(文 高田正人)

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