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2017年9月21日 (木)

【大学院声楽コース プロフェッショナル特殊研究】

〜オペラ演出の巨匠 ミヒャエル・ハンペ氏をお迎えして

9月30日(土)18:30より 前田ホールにて、モーツァルトのオペラによる『オペラパレット』を公演します。海外の著名な教授陣をお迎えし、大学院生が本来なら海外でしか受けることの出来ない貴重な指導を日本に居ながらにして受け、その成果を皆様にご披露するものです。
今年度は世界的に活躍をなさっているミヒャエル・ハンぺ氏をお迎えして、一週間のワークショップの成果をご覧いただきます。ミヒャエル・ハンぺ氏の貴重な解説とともに、大学院生の情熱溢れる演奏を存分にお楽しみください。

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ミヒャエル・ハンペ Michael Hampe1935年

ハイデルベルク生まれ。チェロと演劇学を専攻後、65年よりチューリッヒ劇場の副 監督、バイエルン国立劇場の監督とバイエルン国立劇場の演出家、マンハイム国立劇場 の総監督を経てケルン市立歌劇場の総監督、ドレスデン音楽祭総監督を歴任。演劇の 演出やテレビドラマに俳優として出演するなど幅広い活動の後、オペラ演出家としての 頭角を現わし、ミラノ・スカラ座、コヴェント・ガーデン、パリ・オペラ座、サンフランシスコ、ミュンヘン等世界の一流オ ペラハウスで演出。また有名な国際フェスティバル(ザルツブルク、エディンバラ、フィレンツェ、ペーザロ)でも活動し ている。故ヘルベルト・フォン・カラヤンと長年に渡って共同作業を行ってきたハンペの演出は、“オペラに於ける音 楽と舞台とは切っても切り離されないもの”と考え、正攻法で細部にいたるまで緻密に計算されたものである。教育 活動にも熱心で、舞台のあらゆる分野に関して後進の養成を推進するための活動も継続している。ケルン音楽大 学教授として、国内および海外の数々の大学やアカデミーでも教鞭を取っている。また、ドイツ舞台技術協会の副 会長を務めたこともあり、パリ・オペラ座(バスティーユ)や東京の新国立劇場の新建築、また古い劇場の改修や改 築の際には各地からその助言が求められる立場にある。その豊富な知識と経験をもとに、これまで劇場における 芸術上、学問上、また経営上の基本的な問題点に関してさまざまな形で発表してきており、それらは「ケルンのオペラ1975-1995」や「劇場のすべて-講演と論文」といった書籍にもなっている。(両方ともケルンWienand出版)本 年、最新刊「オペラの学校」が出版された。(水曜社)

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