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2017.03.09

『この森で、天使はバスを降りた』ご観劇下さった皆様へ①

ミュージカルアトリエ公演vol.6
「この森で、天使はバスを降りた」
〜The Spitfire Grill〜

2017年アトリエ公演、大変多くのお客様にご来場いただき、無事に終了することができました。後れ馳せながら、キャストから皆様へのご挨拶をさせてください。

パーシー・タルボット役
柴田実奈(学2)

パーシー・タルボットという人物に出会って、共に過ごした1ヶ月は私にとって、何にも代え難い時間でした。たとえ大きな罪を抱えていたとしても、人生の目的を求めて懸命に生き抜こうとする強さや純粋さに、同じ女性として、強く憧れました。劇中ではパーシーの一言でギリアドの人々や街までもが大きく変わり再生していき、そして彼女自身もこれからを生きていく大きな目的をここで見つけます。ひょっとしたら何も変わらないかもしれない。でもその一言がきっかけとなって、ハンナやシェルビーのように、それを聞き入れ、一緒に歩みを進めてくれる仲間の存在がいて、その皆が支えあい同じラインに立てば、きっと実現する。
それは、このお話に限ったことではなく、私たちがこの作品を作り上げる上でもそうでした。
1人1人の声を聞き、取り入れ、一本の線に立とうとお互いに支えあいながら、ここまで道を辿って来ました。ここまで来た道はこれからもずっと私の糧となって、また1つ前に進んで行けそうです。


シェルビー・ソープ役
鈴木麻祐理(学2)

私はこの作品でシェルビー役を演じさせていただきました。シェルビーのソロはどの箇所を取っても大好きでした。歌詞にも、音楽にも、彼女の強さや優しさ、そして大らかな女性らしさが溢れ出ていて、私も、大らかな優しさの中に強い心を持った女性になりたいと思いました。
シェルビーと一緒に生きられて本当に幸せでした。
本番では、楽団さんの素晴らしい音楽、リアルに作られた舞台美術に助けられ、舞台上で本当に役として生きることができたと思っています。私たちが居た空間は、紛れもなくギリアドの「Spitfire grill」でした!
このアトリエ公演期間を終えて、「作品をお客様に伝える」「伝えたい」という純粋な気持ちが作品を良いものにするのだと学びました。
全く違う8人の登場人物の中で生まれた人間ドラマ。この作品に散りばめられていた沢山のメッセージが、さまざまな形で皆様の心に届いていたら幸いです。


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ジョー・サッター役
越田龍星(学2)

ジョー役の2年生越田龍星です。
こう名乗れるのはこれで最後となると寂しいもので、ジョーが何処か遠いところに行ってしまうんじゃないか!と思ってしまいます。
じゃあ何処に行くのか?
彼が観に来てくださった皆様の記憶の中に居てくだされば、幸せな限りでございます。
演出家兼翻訳家である、家田先生をはじめとし、色んな先生や学生、そして篠原先生率いる楽団の方々に助けられ、支えられてきました。
僕達は学生でありますが、プロを目指す役者でもあります。学生である事をどう払拭できるか、常に考えていました。失敗はもちろん許されないこと、演出家の意図に添うこと、音楽を大事にすること、その大切さを学びました。
同時にミュージカルは偉大であり、素晴らしいエンターテインメントであることを実感した1ヶ月間でした。
全員が一丸となって作り上げた舞台を観に来てくださった皆様に、ステキな時間をお届けすることができたでしょうか?今後もミュージカルコースは進化していき、レベルも上がっていきます。僕も負けじと高みを目指して、次お逢いできる時はグレードアップした越田龍星をお見せ出来るよう日々精進していきますので、暖かい御声援を宜しくお願い致します。本当にありがとうございました!
最後に寂しいので書かせてください!
ジョー役の越田龍星でした!


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イーライ・ファーガソン役
廣瀬俊大(学1)

今回の公演の座組みは少人数構成で全キャストで23名でしたので、演出の家田淳先生、ダイアナ・ボール・石山先生から1人1人丁寧に演技指導して頂くことができました。
私の演じたイーライ・ファーガソンという人物はヴェトナム戦争に志願兵として出兵しましたが、戦地から逃げ出し帰郷してしまいます。
そして父親に勘当されるという経過を経て言葉が話せなくなってしまった人物です。初めのうちは台詞も歌もない役の演技に思い悩んでいましたが、その人物の目的を考えて演じた時に先生方から『イーライに見えてきた!』とお言葉をいただき責任を持って最後まで演じることができました。篠原先生をはじめとした楽団の方々、ご指導くださる先生方、スタッフさんや裏方をやって下さる先輩方・同期、観に来て下さるお客様・家族の支えがあって自分が舞台に立てるということを改めて感じる機会となりました。次に向けて精進してまいります。
ありがとうございました!

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