« 2016年1月 | メイン | 2016年3月 »

2016年2月29日 (月)

卒業研究(2014年度卒業生)Recording Project

2015年3月に卒業した卒業生の録音が遅ればせながらYouTubeにupされました。


YouTube: あゆのかぜ / 岸本悠里

"卒業研究"はまさに卒業年の学生たちが、自分たちそれぞれがリーダーとなり、作品を制作する科目です。楽器を演奏する、作・編曲をするという直接的な音楽技術を磨くだけでなく、「これが私の作品なのだ!」と主張できるような音楽のパッケージを、ライヴ制作またはレコーディング制作を通してつくることになります。

この制作作業では音楽表現の目的を明確にし、題材を適切に選択、人的マネジメントを間違いなく行い、音響的知識も踏まえた上で総合的に音楽制作をおこなう必要があります。このことは今後"自分の音楽とは何か"という奥深い問いに答えていく第一歩となります。

卒研履修者のなかで最も優秀な若干名には、レコーディング・スタジオの調った条件の中であらためて録音をすることができるようになりました。この年度以前の録音とはその意味で一線を画すものになっていると言えるでしょう。

2016年2月26日 (金)

ニューオリンズ研修旅行⑥

今回の研修旅行も帰国の日となりました。

Img_0489ニューオリンズ・ルイ・アームストロング空港で最後の一枚。Kanakoさんはこの日全員分のおにぎりを作って下さり、皆感激して、名残を惜しみながらお別れしました。

6__23出発30分後に、空港付近にトルネードが発生、家が破壊される被害がニュースに流れたとのことです。間一髪で離陸し、ミシシッピ川を望む⋯⋯

以上で今回の研修旅行のご報告はおしまいです。

お世話になった方々に、心より感謝申し上げます。

2016年2月25日 (木)

ニューオリンズ研修旅行⑤

いよいよニューオリンズの研修も残すところ1日。まずはジャズ発祥の地、"コンゴ広場"にやってきました。

Img_0358ここで最初のジャズが生まれた⋯⋯現在ルイ・アームストロング公園の一角にあります。

Img_0366ルイ・アームストロング像の前で。

Img_0376Magazine st.にある楽器ショップにて。

Img_0377ティピティナ・ファウンデーションは、マンションのような建物の中にあって、Donald Harrison氏(as)が優秀な若手を集めて指導しています。

Img_0381Donald Harrison氏のマスター・クラスでは、キーボードやドラムも演奏ながら指導してくださいました。

Img_0387この3時間に及ぶお話しの後、地元の若いミュージシャン達が三々五々集まってきていました。

Img_0480_2そして、三度やってきました、Snug Harbor。今晩はVocalistのCharmaine Nevilleさんのバンドです。

Img_0418

Img_0431

Img_0434学生を代わる代わるステージにあげて演奏させて下さいました!

Img_0471素晴らしいノリの歌声と歓迎をして下さったCharmaineさん(<vo>中央)と、Brooks夫妻(Detroitさん<gt>, Kanakoさん)とともに。

Img_0477Snug Harborのレストラン・エリアで、今回の研修旅行の打ち上げ。

2016年2月24日 (水)

ニューオリンズ研修旅行④

この日は日曜日で、ニューオリンズでも多くの信者さんたちがいるキリスト教教会の礼拝に参加させて頂くことになりました。

Img_0228この日訪れたのはFranklin Avenue Baptist Church。貧民街の中の小さな教会から始まって、現在は信者が数千人を数えます。ハリケーン・カトリーナでは2m以上水につかり、現在の教会は改築されたものです。

Img_0230毎月第3日曜日は、若者のための礼拝が行われます。

Img_0226

S__6848532音響・映像設備も調ったまるでコンサートホールのような教会に驚く学生たち。この日は若者向けということもあり、バンドも入って皆で歌う歌はポップ・ファンク系で、その後pastor(牧師または司祭)による熱の入った説経が続きました。

Img_0242続いて、マルディグラ・インディアンの大酋長、Alered Doucetteさんのお話しを聴きにうかがいました。黒人たちの奴隷時代、インディアンたちは被差別民族として共通のものを持ち、Doucetteさんはその混血だといいます。

Img_0244部屋には所狭しとマルディグラ祭で身につける衣装が飾られています。インディアンにとって鳥は神に通じるもので、それで沢山の羽を身にまとうのです。

Img_0246酋長の家の前で。

Img_0255_2つぎに、セカンド・ラインが行われているという通りに向かいました。毎週日曜日、多くあるブラスバンド・チームのうち一つが、演奏しながら通りを練り歩きます。

Img_0258本来、お葬式における"2列目"を意味するセカンド・ラインですが、今回見に行ったものは、音楽を含む様々な表現を目的としているようです。

Img_0271ブラスバンドは沢山の人を引き連れて進んでいきます。この地域はハリケーン・カトリーナの被害もひどかった黒人がほとんどを占める地域です。

S__6848517楽器を持ち込んだ学生たちは、お願いをして参加させてもらいました。音楽はtraditionalな"セカンドライン"よりファンクやラテンが多分に融合していました。

Img_0309途中、ニューオリンズ名物のザリガニを食す。

Img_0312この日最後に、Howlin' Wolfというロフトの一角のようなジャズ・クラブ?に来ました。

Img_0315この晩はHot 8 Brass Bandの演奏です。

Img_0319Hot 8 Brass Bandは強力なファンクを次々と繰り出す現代的なジャズ・ブラスバンドでした。

S__6848526またまた昼間に続けてsit inするジャズコースの学生。

Img_0355スタンディングで満杯だったライヴ・スペース。

2016年2月22日 (月)

ニューオリンズ研修旅行③

日中は25℃になるような陽気で、東京近辺と比べるとかなり温かいニューオリンズです。

Img_0175_2飛行機から見た湿地帯が広がる⋯⋯

Img_0166本日最初の目的地はデストラハン・プランテーション。ニューオリンズは奴隷制度時代のプラテーションが多く残っており、ジョアン・ノエル・デストラハンは、第3代大統領トーマス・ジェファーソンによるルイジアナ購入時に強く関与しました。

Img_016718〜19世紀の主人一家と奴隷たちの生活を生々しく説明してくれたガイドのBeveryさんと。

Img_0182昼食は中心地ジャクソン・スクエアそばのFelipe'sで。

Img_0203楽器屋さんを見つけると目聡く物色します⋯⋯

Img_0204セントルイス大聖堂前のストリート・ブラスバンド

Img_0212ジャズの巨人たちと。

3__5831この日もSnug Herborへ──Ike Stubblefield (organ)、Herlin Liley (dr)そしてKanakoさんのご主人Detroit Brooks (gt)さんが出演。

Img_0213この日は2階席からの鑑賞。

Img_0220_2この日の〆は、ニューオリンズ名物ベニエを食べに、Kanakoさんもピアノを演奏することのあるという、City Park内のお店へ。



2016年2月21日 (日)

ニューオリンズ研修旅行②

ニューオリンズに来て2日目の朝は、少しゆっくりめの朝を過ごして始まりました。

Img_0059ホテルのレストランで朝食を。

Img_0061ホテル前で。

Img_0067ホテルはとても便利なロケーション──Bourbon st. とCanal st.の交差点にあります。

Img_0102_2最初の訪問地NOCCA(New Orleans Center for Createve Arts)は、芸術に才能のある生徒(中学生〜大学生ほどの年齢)が集まってくる学校です。寄付金によって成り立っており、経済的に恵まれない子供たちも入学できます。

Img_0078洗足の学生も授業に参加させてもらいました。

Img_0091_2研修旅行参加者にBass奏者がいなかったため、飛び入りでNOCCAの学生に参加してもらうことに。簡単なリハーサルを行います。

S__6848531お土産に持って来た日本のお菓子に興味津々のNOCCAの生徒たち。

Img_0114生徒たちのパフォーマンスには時に先生が参加し、演奏が終わると先生からアドヴァイスが学生たちに与えられます。

Img_0108_2

Img_0075NOCCAはミシシッピ川を臨めるところにあって、頻繁に大型船ゃ観光用蒸気船が往き来します。

Img_0129NOCCAの先生と生徒の前で演奏する洗足の学生たち。

Img_0145_2この晩の一軒目、Palm Court Jazz Cafeへ。

Img_0158_2この日の出演はLucien Barbarin w/Palm Court Jazz Band。日本人の渡辺真理さん(pf)も参加されて、素晴らしい演奏を披露してくれました。結婚50年を記念して、ノリのいい演奏に踊り出してしまった夫婦。

Img_0160この日の2軒目はNew Orleansでも名前の通っているSnug Harbor。

Img_0162残念ながら演奏中の撮影は禁止されています。この日の演奏はElis Marsalis(pf)。80歳を超える高齢にもかかわらず、大変洗練された、しっかりとした演奏には舌を巻きました。

2016年2月20日 (土)

ニューオリンズ研修旅行①

ジャズ発祥の地、ニューオリンズにやってきました。今年度の海外研修旅行です。今回も写真を掲載しながらリアルタイムにご紹介していきたいと思います。

Img_0003まずは成田空港出発。

Img_0007ヒューストン乗換の移動車両の中で。

Img_0020ニューオリンズはミシシッピ川河口から入った、湿地帯の近くにあります。

Img_0025今回案内役をしてくださるKanakoさんとアシスタントのYoshieさん。

Img_0027_2ダウンタウンに向かうミニバスの中で。

Img_0042まずは最古のジャズ・クラブと言われるPreservation Hallへ。

Img_0043演奏中は撮影禁止なので⋯⋯ まさにニューオリンズ・ジャズを体現し、サッチモを彷彿とさせるtp奏者は歌も歌い、ゴキゲンなエンターテインメントで魅せました。

Img_0054食事はまずはニューオリンズの郷土料理を──

Img_0055_2 牡蠣のグリル、ジャンバラヤ、ガンボ・スープ⋯⋯

Img_0056夜の部第2弾オプショナル・ライヴ・ツアー。Baughan's barには山岸潤史gtさんも加わる"Heart Attack"が演奏、ドFunkバンドのそれには日本人のsit in(飛び入り)もあった。

2016年2月12日 (金)

Get Jazz Orchestra West Japan Tour 2016 PV

つづいてGJOプロモーション・ビデオ(スライド?)です。


YouTube: 洗足学園音楽大学 Get Jazz Orchestra EAST JAPAN TOUR 2016

2016年2月11日 (木)

Get Jazz Orchestra West Japan Tour 2016

フライヤーができました! ぜひ会場お近くの方にはお越しいただけたら幸いです。

Flyer2016ura

Flyer2016omote_new以前発表のものに対し、3/12のタイムスケジュールを修正してあります)

PDFファイルはこちらになります。

flyer2016omote_new.pdfをダウンロード 

flyer2016ura.pdfをダウンロード

2016年2月10日 (水)

洗足学園音楽大学ジャズコース Studio Arranging 2015

今年度のスタジオ・アレンジング科目です。ブラックホール地下にあるレコーディング・スタジオから──


YouTube: 授業紹介『Studio Arranging(2015年版)』(ジャズコース)

「スタジオ・アレンジング」では、必ず弦カル(弦楽カルテット編成=1st Violin, 2nd Violin, Viola, Cello)を入れた編成でアレンジを仕上げることが課題になっています。その理由は、ジャズにおけるvoicing(ハーモニーを作る音符を配置する)テクニックが主に管楽器を主体とするものだからで、管楽器のvoicingテクニックと弦のそれは相当に違うため、積極的にこれを経験していこうとするものです。

通常のジャズの勉強をひととおり完了しても、弦のアレンジが書けるようになるとは限りません。それは、弦を管と同じ書法で書いても、良い結果が得られるわけではないことに由来しています。

一方、和声法を用いた弦のvoicingは、必ずしもジャズ・ポピュラー系にそのまま適用できるわけではありません。これはテンションの存在や、平行音程に対する受け取り方の違いなとによるものだと考えられます。

履修学生たちは、普段身近に接することの少ないクラシックの弦の学生たちとコミュニケーションしながら、経験と知見を広げていくことになります。