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2016年6月15日 (水)

〈Seaモチーフを使って音楽づくり〉

武満徹の「海へ」で使われている、SEA(Es,E,A)モチーフの音階をちりばめて調弦された箏による音楽づくり。

 

担当 吉原佐知子

 

使用楽器 箏1人1面

調弦 Es,E,A,B♭,D,Es,E,A,B♭,D,Es,E,A

 

[内容]

武満徹の「海へ」で使われている、SEA(Es,E,A)モチーフの音階をちりばめて調弦された箏による音楽づくり。

1、 いろいろな奏法を見せるため、「鳥のように」を吉原が弾いて聴かせる。

2、 いろいろな奏法の練習

3、 武満徹の「海へ」の3楽章を楽譜を見ながら試聴し、構造などを知る。

4、 SEAモチーフがAパターン(Es,E,A)と、完全4度違いのBパターン(A,B♭,Es)の2種類が調弦にかくれていることを説明し、A→B→Aの順で展開することだけを約束に即興で音楽づくり。(映像の前半5分)

5、 本当に即興だけで作ったので、2回目はコンサートだと思って、モチーフの変わり目や終わり方を打ち合わせして、2回目の発表。(映像の後半5分)

6、 感想

生徒の感想

  「いつも即興でばかり発表していたので、かえって話し合って音楽を作るのが新鮮だった。」

  「構造を話し合ってつくったので、何をするのか明確で良かった。」

  「楽しかった」

[まとめ]

今回は調弦が素晴らしかった。調弦にAのSEAモチーフが3つ(一二三、六七八、斗為巾)、展開型のBモチーフ(三四六、八九斗)が2つかくれていて、一から巾まで順番に弾くだけで雰囲気があり、現代音楽的な音楽づくりが難なくできた。

箏による音楽づくりでは、調弦の影響力が大きい(ほとんどそれにかかっているとも言える)ので、みなさんもワークショップをするときは、調弦が大きなキーワードとなることを心得てほしい。と学生に伝えた。

今回受講している学生はみな、ジャズや音楽教育などの、邦楽器以外の専攻の学生でしたが、それゆえに縛られることなく、自由に箏をかき鳴らし、独自の奏法を披露してくれている。今回の作品は邦楽ワークショップならではの素敵なところが顕著に表れていると思う。

 

https://www.youtube.com/watch?v=XCaMJG-YRuI

 


YouTube: 箏による音楽づくり

吉原佐知子 記