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2013年6月 1日 (土)

「雅楽」中村仁美 先生(5月25日)

5月25日の邦楽サウンド論は「雅楽」をテーマに中村仁美 先生にご講義をしていただきました。

中村仁美 ホームページ
篳篥を中心に、雅楽古典から現代作品まで幅広く演奏し、雅楽演奏団体「伶楽舎」のメンバーでもあります。
専門の篳篥の他、雅楽で用いられる管楽器を中心に実演を交えてお話を伺うことができました。
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笙のリードは金属製で表面には青石(凝灰岩)のパウダーがコーティングされております。
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篳篥に使われる盧舌(リード)は葦が使われており、淀川河川敷にある「鵜殿のヨシ原」で採取されるものが必要不可欠とされています。ここの葦の特徴は太く成長し、これを平たく整形しダブルリード状の吹口をつくります。他の地域では篳篥に適する太さの葦が得られず、昔からこの地域の葦が使われていましたが、近年ここに新名神高速道路建設の計画が持ち上がっており、「鵜殿のヨシ原」の保全が大きな問題となっているそうです。

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