「第18回電子オルガン定期演奏会」が無事終演!
佐藤昌弘(本学教授、電子オルガンコース統括責任/作曲家)
9月10日(土)15時より、洗足学園音楽大学ビッグマウス(ブラックホール棟1Fライヴ&イヴェントスペース)にて「第18回電子オルガン定期演奏会」を開催し、おかげ様で無事終演をみました。当日は天候にも恵まれ、多くのお客様にご来場頂きました。この日は、早朝より周到な準備を進めてくれた学生スタッフ達のサポートと、ゲネプロにおいての指導の先生方の適切なご指示を得て、出演の学生は精一杯の熱演が出来たと思います。今回の定期演奏会は、ビックマウスという初めての会場での開催、クラシックとホピュラーの2部構成による、ほぼ2公演分のボリュームのプログラムなど、これまでの定期演奏会とは随分と違った趣向で、聴きに来てくれた卒業生などは、かなり驚いていたようでした。演奏会名には、“Explosion!!”という英語のサブタイトルを付けましたが、この語は演奏会全体のテーマともなっています。意味は「爆発!!」ですが、これは、今年で生誕100周年を迎えた、洗足学園音楽大学のある川崎市高津区出身の画家、故・岡本太郎の名文句「芸術は爆発だ!!」にちなんでいるのです。
クラシックの部であるファーストステージは、スペインの作曲家、ファリャのバレエ音楽「三角帽子」で幕をあけました。スペインといえば、岡本太郎が尊敬していたピカソの祖国です。この「三角帽子」中の「隣人たちの踊り」のシーンを、先ずは学2・荻野玲子が独奏し、次の「粉屋の踊りの」シーンで、荻野と学4・駒井身和子のデュオとなり、最後の「終幕の踊り」を、荻野、駒井、学3・坂本 菫がトリオで演奏しました。続くプログラムは、岡本太郎が留学したパリにちなみ、フランスの作曲家の作品を2曲演奏しました。1曲目は、学3・藤原那央、学2・瀧澤未奈、学2・野口真里奈のトリオで、ドビュッシーの「夜奏曲」より「祭り」。2曲目はラヴェルのバレエ音楽「ダフニスとクロエ」第2組曲で、先ず「夜明け」のシーンを学4・田代倫慧が独奏し、次の「パントマイム」のシーンで、学4・浜田千尋と学3・波多野由真のデュオとなり、最後の「全員の踊り」を、田代、浜田、波多野がトリオで演奏しました。ここまで、演奏会のテーマとプログラムとの関わりあいを、MCを入れずプロジェクターで投射した字幕で説明したことも、これまでの定期演奏会では見られなかった新しい試みでした。
ファーストステージ最後の曲は、岡本太郎の生国、我が国日本にちなんで、日本民謡のパラフレーズで有名な外山雄三の「管弦楽のためのラプソディ」を大合奏ました。電子オルガンを学4の駒井、田代、浜田が弾き、これに総勢24人の打楽器が加わりました。その打楽器群ですが、賛助で出演して下さった、打楽器コース准教授の石井喜久子先生と打楽器コース学3の石川勇人君の他は、全て電子オルガンコースの学生と教員という陣容(!)。全員がハッピ、ハチマキのコスチュームで演奏し、多いに盛り上がりました。
休憩をはさみ、一転してセカンドステージでは、ヴァラエティに富んだポピュラーのナンバー10曲を披露しました。こちらポピュラーの部では私のMCを入れました。オープニングは、学2・田中美沙子、学2・前谷彩佳の電子オルガンデュオと、ジャズコース学3の伊吹文裕君のドラムス、ジャズコース学3の山本連君のベースの共演によるファンキーなナンバー「エルボウ・グリース」で、疾走感のあるパンチのきいた演奏が圧巻でした。続く2曲目は、学4・小池彩佳の電子オルガンで「ンデゲオマール」。アコーディオンのサウンドをメインとした、ラテン・テイストのナンバーで、伊吹君の叩くドラムスとのダイナミックな掛け合いが聴きものでした。3曲目は、学2・猪俣あづみが、フュージョン・バンド、ディメンションのナンバー「セカンド・ストリート」を爽やかに独奏。4曲目は,学2・徳永彩奈と学2・平田知美の電子オルガン・デュオによる「リフレクション・オヴ・アース」で、壮大な大自然の情景をシンフォニックな演奏で描きました。5曲目は、学2・林 侑加と学2・宮川里穂の電子オルガン・デュオで、超有名曲「アメイジング・グレース」を、ハモンドの音色を基調としたジャジ―なオリジナル・アレンジで演奏しました。6曲目は、学2・内藤 晃と学2・堀井綾子が、なんとテクノ・ポップのナンバーにチャレンジ。「ハロー~アイ・ワズ・ロング~エターニティ」という3曲のメドレーを、弾き、歌い、踊って、途中から他の出演者も舞台に登場し、手拍子で盛り上げました。
7曲目は学2・野村佳世の独奏で、フュージョン・バンド、ディメンションのナンバーより、「ティー・エー・ジングル」、続く8曲目は学4・渡會美緒の独奏で、フュージョン・バンド、イエロージャケッツのナンバーより「フォーリン・コレスポンデント」と、2曲とも大変クォリティの高い演奏を聴かせてくれました。9曲目で、ジャズコースの学生二人が再び加わり、学3・辻本遥香のオリジナル曲「ヒューズド」を共演。変拍子を多用したユニークなサウンドが繰り広げられました。そしてファイナルは、天才ベーシスト、ジャコ・パストリアス作曲の「リバティシティ」を、学2・鈴木苑美と学2・中谷由貴子の電子オルガン・デュオに、学2・大谷 桃が電子ピアノで加わり、伊吹君のドラムスと山本君のベースと共演。ノリのいいご機嫌なサウンドを聴かせてくれました。エンディングは、アンコールさながらの「リバティシティ」のリピート演奏をバックに、ファーストステージとセカンドステージ全員のカーテンコールで華やかに締め括りました。
Electronic Organ Course News Vol.15










