「電子オルガンによる管弦楽曲、コンチェルト、アリアの夕べ」が無事終演!
佐藤昌弘(本学教授、電子オルガンコース統括責任/作曲家)
7月21日(木)の18時30分より、洗足学園前田ホールにて、「電子オルガンによる管弦楽曲、コンチェルト、アリアの夕べ~ピアノコース、声楽コースとの協演による」を開催致しました。当夜は、管弦楽曲4曲、ピアノ協奏曲1曲、オペラアリア5曲という盛り沢山のプログラムで、ご来場下さったお客様には、電子オルガン・アンサンブルが奏でる豊麗なオーケストラの響きをたっぷりご堪能されたのではないかと思います。
この演奏会に出演した電子オルガンコースの学生は、「オーケストラ演習2~4」という授業の履修生です。この授業の趣旨は、クラシックの管弦弦曲、協奏曲、オペラのアリアなどを、指揮の川本統脩先生のタクトと、電子オルガンの赤塚博美先生の演奏指導のもと、おもに3台の電子オルガンアンサンブルを1チームとして合奏演習するというものです。3台の電子オルガン中、1台目はオーケストラの木管パートを、2台目は金管パートを、3台目は弦パートを、直接スコアを読みながら演奏します。そのため電子オルガンの各奏者は、オーケストラの奏者さながらに、移調楽器譜や各種音部記号譜についての読譜力、指揮者からの要求に即座に対応出来る能力が必要とされるわけです。
全曲、川本先生の指揮によって演奏された当夜のコンサートは、シャブリエ作曲の狂詩曲「スペイン」で華やかに幕を切りました。続くデュカス作曲の交響詩「魔法使いの弟子」でも小気味良い演奏が展開され、3曲目はプログラム前半を締め括るサン=サーンス作曲のピアノ協奏曲第2番ト短調作品22。この情熱的なコンチェルトを、ピアノコース3年生の森口梨奈さんがソリストを務め熱演しました。休憩をはさんで、ヴェルディ作曲の歌劇「運命の力」序曲の朗々たる響きで後半がスタート。続いてオペラアリアが3演目並びました。1つめは、ヘンデル作曲の歌劇「エジプトのジューリオ・チェザーレ」より「つらい運命に泣きましょう」で、声楽コース1年の窪田早紀さんのとても美しいリリカルなソプラノが素敵でした。2つめは、モーツァルト作曲の歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」より「この愛らしい君の運命をも変えもする」と「遂げさせたまえ、やさしいそよ風よ」を、声楽コース2年の梶尾英志君と高井眞一君が息のあったデュエットを聴かせてくれました。3曲目はドニゼッティ作曲の歌劇「ランメルモールのルチア」より「あなたは沈黙にとざされ」で、声楽コース4年の岩崎 香さんが、技巧的な歌唱で見事に歌い切りました。
演奏会の最後は、ふたたび電子オルガンアンサンブルによる管弦楽曲の演奏で、レスピーギの交響詩「ローマの松」の第1曲と「ローマの祭り」の終曲が続けて演奏され、打楽器コースの強力なサポートも得、ダイナミックに疾走する圧巻のサウンドを聴かせ、満場の拍手に迎えられたフィナーレとなりました。
●電子オルガン出演者
【学4】一川絵里 駒井身和子 田代倫慧 浜田千尋 山田帆波
【学3】荻野玲子 奥田優美香 川崎雪絵 藤原那央 牧野美香
【学2】徳永彩奈 平田知美
●打楽器出演者
【学4】加藤みどり 鳥越 濯 羽野 聡
【学3】井美有希未 神部真愛 久野菜津子 中村茉祐 山口依里

